たわごと


by wakemasa

CBR1000RRインプレッション

新しい相棒で定番コース(箱根)に行ってみたので、インプレッションなど。

恐ろしいトルクとパワー。
異次元の中速トルク。どのギヤからでも自在に加速。6速からでも何事もなかったかのように加速できてしまう。正直、怖い、、、、
限界が見えないパワーも怖いくらい。サーキットに行かないと限界はわからないでしょう。
これまでと同じ感覚でスロットルを開けると恐ろしいことになります、、、

まるでスクーター感覚。
山道を2速か3速ホールドで登れるとは、、、、中速トルクが桁違いなんで、ギアチェンジの必要が全くない。ターンパイクの登りを3速ホールドで登れるバイクはこれが初めて。
椿ラインの場合、下り2速、上り3速固定で全く問題なし。普通に走れます。

おそるべし、ABS。
技術の進歩をもっとも感じたのが、Combined ABSでした。いやぁ、驚きました。正直なところ、乗る前はちょっとバカにしてたんですね。「人間の感覚に機械が勝てるもんか」って。乗ってみてびっくり。参りました、、、、
乗っていて、バイクに説教されている感覚。「いやいや、そこはそう乗るんじゃないです。」「あーっ、そうやっちゃダメだから。」って言われているような気持ちになったのは初めて。

鬼フロントブレーキ。
最初からラジアルが入っているので、効きがすげーのなんのって、、、、これまでの感覚でフロントブレーキを握るとかっくんブレーキになってしまいます、、、、
タッチを考えながら握ってやるとものすごくコントロールしやすい。従来だとフロントブレーキをかけるとノーズダイブするんで、リアブレーキ併用しながらバランスを取ったりするんですが、こいつはブレーキオンで前後がシュっと沈み込んでくれます。最初は面食らいましたが、慣れるとものすごくラクだし、安定感が段違いによくなりました。

リアブレーキ不要。
ABSとフロントブレーキの性能がこれまでのバイクと段違いなんで、コーナーの進入時にリアブレーキを踏む必要がない。逆に、踏むと姿勢が乱れる。

驚愕の旋回性。
重心が集中とかも影響しているんだと思いますが、アクセルオンでアンダーステアにならない。狙ったラインをずっとトレースできるのが驚き。バリバリ伝説でグンが初めてNSRに乗ったとき、鈴鹿の1コーナーで旋回力の高さに驚いてましたが、同じ感覚ですね。

エンジンブレーキ、なし。
ほとんど効きません。事前に聞いてはいたけど、びっくり。スロットルオフでクリップにつくなんて絶対に無理。噂で聞いたレベルですが、昔バイクに乗っていたおじさんが1000RRとかにいきなり乗ると、山道のコーナーでイン側側溝に落ちたりする事故が多いんだとか。理由はこれだそうで。
スロットルオン、オフで大きな車速コントロールはできないので、スピードと車間をこれまで以上に敏感に感じてないとオカマ掘っちゃいそうです。

シフトダウンで回転を合わせる必要がない。
昔の2ストバイクみたいでした。
スリッパークラッチ搭載なので、これまでのように回転を合わせようとしてシフトダウンでスロットルをあおるとものすごくぎくしゃくする。何も考えず、そのまま落とすとオーバーレブもしない。
逆に、立ち上がりでスロットルを開けても、車速センターとギア、クラッチ回転数を車載コンピューターが管理していて、条件に合わないとクラッチがつながらない。だから、ハイサイドはまず起きない。

結論。バイクの勝ち!
完全に技術の進歩に自分が適応できてないってことがよくわかりました。修行が足りないですね。
乗っていて、「やることがねぇ」と感じたのは初めて。従来だと、箱根とかの山道ではギアポジション考えて、車速考えて、ブレーキかけながらシフトダウンして、バイクリーンさせて、クリップ見ながら加速して、途中でスロットル操作しながらライン決めて、、、とか、走りながら考えることが山のようにあったんですが、これまで書いたように操作しなくても走るんで、ライン見ながらスロットル操作して、バイクを操るだけです。自分がものすごく上手くなったように錯覚してしまいます。

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by wakemasa | 2014-05-21 06:44 | バイク