たわごと


by wakemasa

身体にメスを入れるということ

世の中はGWだってのに、諸事情で入院してました。4月30日から5日間も。

40年以上生きているけど、人生の中で「入院」というのがこれで4回目。

全部覚えてます。

最初は幼稚園の年長組の頃で、右足の股関節脱臼。次が小学5年生のときで、夏休みに検査入院。そして、40歳のとき、いきなり右足が腫れて、熱が下がらなくて、病院に行って検査してもらったら、何かの数値が通常の10倍悪かったらしく、「即入院!」と言われたとき。で、今回。

生まれて初めて身体にメスを入れました。

自分でもそんなことを感じるなんて予想もしなかったけど、手術台の乗せられて、準備が進んでいって、身体にメスが入った瞬間、「母さん、ごめん」って心の中で謝った。

40超えた、いい年したおっさんなんで、さすがに手術台で泣きはしなかったけど(笑)、泣きたいくらい悲しかった。

自分の不注意で、せっかく貰った身体にメス入れちまったよ、、、みたいな感情。

なんだったんだろう、あの感情。。。

しかし、医者はそんなこと微塵も感じないんだろうけど、手術室ってとても無機質に感じる。冷たいというか、寒いというか、ものすごく嫌な感じだね。

局部麻酔だったので、手術中も感覚は残っている。メスを入れたのは右腕だったけど、指を動かそうと思えば動く。だけど、痛みは感じない。

感覚が残ってるんで、残念ながら全部わかってしまう。「あ、メス入れた」とか、「あ、なんか血管みたいなの、引っ張ってる」とか。。。

思い出すのも嫌だけど、残念ながら全部覚えてる。

研修医が明けたばかりの医者が執刀していて、ベテランの医者も隣にいるんだけど、ベテランが「そんなに力入れるな」とか怒ってるし、笑ってるのも全部記憶に残っている。

指導するのは仕方ないけど、せめて笑うなよ。手術室で、手術中に。

それと、手術中のBGMはせめて患者の希望を聞け。アイドルヒットメドレーみたいなBGMにはちょっと閉口させられたぞ。

って、こんなところで書いても仕方ないけど。(爆)

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by wakemasa | 2013-05-15 23:39 | たわごと